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天然芝での庭の雑草対策

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目次

不動の人気の天然芝。しかし、天然芝を植えた後も雑草対策が必要なことはご存知でしょうか?ここでは、天然芝での雑草対策について、お庭づくりのプロにもアドバイスをもらいながらご紹介します。

理事 中村 竜司さん
一般社団法人 
全国景観人工芝施工協会

理事中村 竜司さん

人工芝施工の技術者を養成・支援するために設立された協会の理事。加えて株式会社マイスターの代表として、エクステリア設計・施工など“綺麗で安全な庭”づくりに情熱を注ぐ。

堀 蒼さん
有限会社しばんちゅ
堀 蒼さん
       

人工芝の開発・販売・施工一筋36年の有限会社しばんちゅの若きエース。手をかけなくても庭を綺麗にキープする方法を提案することがやりがい。

やはり天然芝に勝るものはなし!

天然の緑、香り、季節ごとの質感など、天然芝は本当に気持ちいいと思います。
ただ初期費用はそれほどかからないのですが、長期的にきれいにするには、それなりのお手入れ時間やメンテナンス費用がかかります。
手間かお金がかかってもいいから天然芝にしたい!という方なら、絶対におすすめです。

中村 竜司さん

全国景観人工芝施工協会
中村 竜司さん

人工芝協会の理事である中村さんも激推しの天然芝。たしかにあの天然の緑や香りは、他には変えられません。ではお手入れはどの程度必要なのか、まとめてみました。

年間での人工芝手入れまとめ

芝刈りイメージ

通年:水やり

夏の水やりは基本毎日もしくは2日に1回、冬は必要ありません。芝が丸まっていたら水が足りていない証拠なので、たっぷりと水を上げましょう。

通年:除草

多少の雑草は目を瞑らないと、かなりの手間になりますので、気になるところを抜いていくのがいいでしょう。芝刈りのときに雑草を一緒に刈るといいのでは?と思いがちなのですが、種が落ちてまた生えてきてしまうので、芝刈りの前に雑草を抜いておきましょう。

4〜6月:芝の補植

芝生が成長し始めるこの時期は、一年で最も芝張りに適したシーズン。はげてしまった芝生の補植をしていきましょう。

5〜10月:芝刈り

7〜8月は月に2回、その他は月に1回は芝刈りをしてください。

4〜9月:肥料やり

天然芝が育つには養分が必要なので、1〜2ヶ月に一度、肥料を巻く必要があります。

芝生用の除草剤を活用して効率よく

雑草は手で抜いていると大変なので、芝生用の除草剤を使うといいです。あまり強いものを使うと、芝やペットに影響がありますので、くれぐれも成分には気を付けてください。
面倒だからと雑草を放置していると、蚊や虫が増えていくだけなので、定期的に除草するようにしてください。

堀 蒼さん

有限会社しばんちゅ
堀 蒼さん

続いて、雑草対策を詳しくご紹介します。

天然芝の庭での雑草対策は?

せっかく天然芝を植えても、雑草は生えてきます。

その原因は主に2つです。1つは、種子が自然に飛んでくること。

雨や風で運ばれたり、動物・虫に付着したり、芝生の苗や土自体に種子が混入しているからです。

2つ目は、天然芝を植えた土壌に根っこが残っていること。地下茎で増えるヨモギ・チガヤ・スギナなどは、葉を抜いても再び生えてきてしまいます。

天然芝で雑草を防ぐためには、基本的なケアをすることが大切です。欠かさず行いたいのが、定期的な芝刈りと適度な水やりです。

芝生の健康を保ち、適切な高さに保つことで、雑草の発芽・成長を抑えることができます。

肥料の使用も大切です。天然芝に合った肥料を使うことで、芝生の成長を促進し、雑草が入り込む隙間を減らしましょう。ただし、秋から冬は控え目に。

寒い季節は芝生が休眠し、栄養を必要としなくなります。そこに肥料を与えてしまうと、その分の養分を雑草が吸収してしまうのです。

より多くの雑草が生えやすい環境を作らないよう注意が必要です。

天然芝の間から生えてしまった
雑草の除去方法

雑草が生えてきたら放置せず、すぐに除去するのがおすすめです。

主な除去方法は以下の3つです。

一番簡単な方法は、見つけた側から手で抜き取ることです。

放置するとどんどん増えていくため、面倒でもコツコツと根っこから抜いていきましょう。

除草フォークなどを使えば、力を入れずに簡単に雑草を抜くことができます。

芝生と一緒に芝刈り機で刈込むのも有効です。

ただし、種類によっては刈る際に種子や穂が飛び散る可能性があるので要注意。かえって雑草を増やしてしまうかもしれません。

広範囲で高い効果が得られるのが、除草剤です。適切な除草剤を使用することで、雑草だけを効果的に取り除くことができます。

天然芝の雑草対策に有効な
除草剤の選び方とは

芝の手入れイメージ

雑草対策に除草剤を使う場合、注意したいのが除草剤の種類です。

種類や使い方を間違うと、せっかく植えた天然芝まで枯らしてしまったり、人体へ害を及ぼしたりする場合があるので注意しましょう。

おすすめは「選択性除草剤」です。タンポポやクローバーなど特定の雑草に対してのみ効果を発揮するため、芝生を守りつつ雑草を除去することが可能です。

「選択性除草剤」はさらに「茎葉処理剤」と「土壌処理剤」に分けられます。

それぞれ散布する時期が異なるので、雑草の状態に合わせて選んでみてください。

散布する際は、安全対策を忘れずに。非常に強力な薬剤のため、皮膚にかからないよう、真夏でも防護服やマスク、手袋、長靴などを必ず着用してください。

周囲に人がいないことを確認した上で、風のない日に噴霧器などを使用し、ムラが出ないように撒きましょう。

作業後の衣類や靴には薬剤が付着しているため、忘れずしっかり洗濯をしてください。

手入れが面倒だなと思ったら、
人工芝もアリ

天然芝は色や香りはとにかくいいのですが、お手入れが大変。放置すると虫がわいてしまうので、定期的なお手入れは欠かせません。

面倒だけど芝っぽいものにしたい…という場合は、人工芝もおすすめ。もちろん香りはしませんが、最近は手触りがいいものも増えていて、遠目でみたら天然芝とそう変わりはありません。なにより虫がでない、手入れが少なくて良いという利点があります。

きちんと施工をすれば10年ほど雑草対策や張替えも必要ありません。人工芝がちょっとでも気になった方は、以下の特集ページもぜひご覧ください。

監修Sponsored by 有限会社しばんちゅ
しばんちゅキャプチャ
人工芝一筋!
全国のご家庭に
長持ちするいい人工芝を届けたい

2005年から人工芝の開発・販売・施工を行い、施工件数は全国の加盟店で7,000件を超える。
オリジナルの芝は材料から厳選し、またUV・防炎・遮熱・伸縮抑制・静電気抑制・抗菌・防臭・防カビ・静電気抑制などの機能も備え、家族が楽しく過ごせる庭づくりにこだわっています。

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