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目次
雑草対策にはさまざまな方法がありますが、せっかくなら庭を彩りつつ効果的な対策をしたい!という方の選択肢としてあがるのがグランドカバー。
雑草対策としての扱いやすさやおすすめの品種など、お庭づくりのプロにアドバイスを聞きながらまとめています。
人工芝施工の技術者を養成・支援するために設立された協会の理事。加えて株式会社マイスターの代表として、エクステリア設計・施工など“綺麗で安全な庭”づくりに情熱を注ぐ。
人工芝の開発・販売・施工一筋36年の有限会社しばんちゅの若きエース。手をかけなくても庭を綺麗にキープする方法を提案することがやりがい。
グランドカバーとは、地面を覆うように育つ植物のことです。基本的に植えっぱなしでOK。とくに世話をしなくて増えていきます。
雑草対策には、「砂利を敷く」「タイルを貼る」などさまざまな方法がありますが、グランドカバーなら雑草の成長を抑制するだけでなく、庭を美しく彩ることが可能です。
グランドカバーに適しているのは、寒さに強く、踏まれても枯れない常緑の多年草です。植える場所に合わせて、直射日光や暑さに強い植物か、耐陰性のある植物かを選んでみてください。(種類についてはこのあとに解説していきます)
「木を隠すなら森の中」というように、雑草を隠すにはグランドカバーというのは一つのアイディアだと思いますが、実はグランドカバーをきれいに維持するのは、それなりの手入れが必要です。
生やすときには費用も労力もそんなに必要ないため選択しやすいのですが、選ぶ種類によっては繁殖力が強いため、「生えてきて欲しくないところにまで生えてきた」「仕切りを飛び越えて生えてきた」など、ご近所トラブルになったという話も聞きます
全国景観人工芝施工協会
中村 竜司さん
繁殖力が強く、要注意なのはヒメイワダレソウ・ワイヤープランツ・カタバミ・ツルニチニチソウあたりです。
少ない隙間でも侵食していくので、よほどの覚悟がないと埋めてはいけない植物として知られています。
雑草を隠すことはできても、生えてきてしまうというのがグランドカバーのデメリット。雑草が見えにくくなってお花も咲いてきれいになるのですが、「隙間の雑草が気になる」という場合は除草剤を撒く事もできないので、手で抜くということが必要になってきます。
そのため、雑草対策としてという目的だけでグランドカバーを採用すると「思いの外手間がかかる」という自体になってしまうかも。少し手をかけてもいいから、お庭を飾りつつ、雑草対策をしたいという方にはおすすめの方法です。
有限会社しばんちゅ
堀 蒼さん
耐乾性や耐陰性に優れた種類は、水やりや日照管理をしなくても順調に生育します。
病害虫に強い植物なら、農薬を使う必要もありません。とにかく雑草対策の手間を減らしたいなら、以下の植物がおすすめ。

タマリュウ
成長が速く、密なカバーを形成。メンテナンスは、最低限の水やりと年に一度の剪定で十分です。

セダム
乾燥に非常に強い。成長は遅いものの、密に広がり、雑草の発芽を防いでくれます。

アシュガ
速い成長と広がる性質で、地面をしっかりと覆います。耐陰性があり、半日陰でもよく育つのが特徴です。

ヒメイワダレソウ
乾燥に強く、踏まれても平気。小さな花を咲かせる点も魅力です。

クリーピングタイム
乾燥に強く、成長が早い。密に広がるため、雑草の発芽を防ぐことができます。白やピンク、紫など花の色が多数あります。
ここから先では、グランドカバーの具体的な育成方法などを紹介しています。ここまでで「思ったのと違うな…」と感じたときは、ぜひ他の雑草対策もチェックしてください。
適切な植物を選び、正しく設置することで、効果的なグランドカバーを実現することができます。
グランドカバーを設置する手順は、一般的に以下のとおりです。
ポイントは、グランドカバーを植える前に、防草シートを敷くこと。
「どちらも植物だし、防草シートは必要ないんじゃない?」と思うかもしれませんが、防草シートに切り込みや穴をあけて、そこにグランドカバーを植えることで、グランドカバーだけで綺麗に地面を覆うことができるのです。
もちろん、隙間から雑草は生えてくるので、その処理は必要です。

グランドカバーを植えつけた直後は、まだ根が定着していない状態。このため定着するまで頻繁に水やりを行うことが大切です。
とくに乾燥しやすい時期は要注意。土が乾いたら水やりをして様子をみましょう。根づいた後は、水やりをしなくても大丈夫です。冬と秋の成長期には、肥料を与えて成長を促します。お花で作ったグランドカバーには、緩効性肥料を使うのが良いでしょう。
種類によっては冒頭でご説明したように、「広がりすぎる」場合があるので要注意。
梅雨時期などは蒸れてしまうので、広がりすぎた植物は切り戻しを行いましょう。増えてほしくないエリアには、土中に板などを埋め込んで対策するのもいいのですが、小さな隙間を見つけて繁殖するおそれもあるので、注意が必要です。
グランドカバー植物も他の植物と同様に、病害虫の被害を受けることがあります。
健康な成長を維持し、美しい庭を保つためには、病害虫の早期発見と対策が重要です。
気をつけたい病害虫の種類は以下の5つです。
「葉に元気がない」「変色している」「葉に小さな穴が開いている」など植物の葉や茎の異常を定期的に観察しましょう。
病害虫の痕跡を見つけたら、手で取り除くか、環境に優しい防除剤を使用してください。
日当たりが悪く、いつもじめじめとしているような場所、グランドカバー植物が密集し過ぎて通気性が悪くなっている場合などは、病害虫が発生しやすいので要注意です。
庭の美観を保ち、雑草抑制や土壌保護に役立つとして人気のグランドカバー。
以下では、さまざまな理由で人気のグランドカバー植物をご紹介します。
一年を通して楽しめる植物の代表は、「ギボウシ」です。
春から秋にかけて大きな葉を広げ、夏には花を咲かせます。
一方、季節ごとに異なる美しさを見せる植物を植えて、年中魅力的な庭づくりをすることも可能です。
例えば、「シバザクラ」。
低メンテナンスで広がりが良い上、春には色とりどりの花が咲き、庭を彩ってくれます。
夏は、黄色や白の小さな花を咲かせる「セダム」がおすすめ。
暑い夏でも元気に育つ上、葉も可愛らしい点が特徴です。
秋は紅葉を楽しめる「ヒューケラ」が良いでしょう。
冬に強いのは「タマリュウ」や「イワダレソウ」です。
常緑で、冬でも美しい緑を楽しむことができます。
化学肥料や農薬を使用しなくても、景観を美しく保てる植物の代表格が「クローバー」です。
窒素固定能力があり、土壌改良にも役立ちます。
近年は、お馴染みのクローバーのほか、黒い葉や赤い葉のもの、斑入りのものなどさまざまな種類が販売されています。
ただし繁殖力が非常に強いので、茂りすぎないよう注意することが大切です。
光が少ない場所での生育に特化しているため、日当たりが悪い環境でも健康に育ちます。
特に「ギボウシ」は大きな葉と多様な色、模様など、葉のバリエーションが豊富。
雑草の抑制や土壌の保護にも役立つため、日陰・木陰のグランドカバー、花壇の縁取りなどに多く用いられています。
「ベビーティアーズ」はその名の通り、赤ちゃんの涙のように小さい葉が特徴の植物です。
柔らかく、美しいカーペット状に広がります。
「せっかく植えるなら庭に彩りが欲しい」という方に人気なのが、季節ごとに花を楽しめるグランドカバー植物です。
「クリーピングタイム」は春から夏にかけて咲くピンクや紫の花と、香りを楽しむことができます。
アジュガは、紫や青の花だけでなく、紫や銅色の葉まで美しいのが特徴。
「シバザクラ」はご存知の通り、春にピンク、白、紫などの鮮やかな花を咲かせます。
「ワイルドストロベリー」なら花だけでなく、食用の実まで楽しむことが可能です。
成長速度が早く、雑草抑制や土壌保護に役立つのが「タマリュウ」です。
日当たりが良くない場所でも低メンテナンスでよく育つのが特徴です。
「ヒメイワダレソウ」は成長速度が速く、地被力が強いことから、広範囲の雑草抑制のグランドカバーとして注目されています。
他、「クリーピングジェニー」や「ダイコンドラ」、「ベロニカ」や「ヒューコンドラ」などもおすすめです。
前述の通り、「クローバー」や「ヘアリーベッチ」は土壌の質を向上させ、健康な庭を維持するのに役立つ植物です。
土壌に窒素を供給し、他の植物の成長を助けてくれるのです。
他、土壌改良に役立つ植物としては、「エルダー」や「バラ」、「エンバク」「ルピナス」「クサフジ」などもおすすめです。
冬の寒さや夏の暑さなど、極端な気温の変化から土壌を保護してくれる植物です。
「ツルニチニチソウ」や「タマリュウ」は密に生育して土壌を寒さから守り、「セダム」や「ヒメイワダレソウ」は地面を覆って暑さを和らげます。
子供やペットが過ごす庭には、触れたり誤って食べたりしても有害ではない植物を選ぶことが大切です。
特に犬は、生えている植物を食べて中毒症状を起こす場合があるので、慎重に選んだ方が良いでしょう。
ここでご紹介した以外にも、「ヒメツルソバ」「クローバー」「ワイルドストロベリー」などがおすすめです。

2005年から人工芝の開発・販売・施工を行い、施工件数は全国の加盟店で7,000件※を超える。
オリジナルの芝は材料から厳選し、またUV・防炎・遮熱・伸縮抑制・静電気抑制・抗菌・防臭・防カビ・静電気抑制などの機能も備え、家族が楽しく過ごせる庭づくりにこだわっています。