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「人工芝だからカビなんてありえない!」そう思い込んでいませんか?設置前の下地の確認やメンテナンスを怠ると気付かないうちにカビは発生してしまいます。
本記事ではカビが発生する原因や、カビの発生対策について解説します。
人工芝施工の技術者を養成・支援するために設立された協会の理事。加えて株式会社マイスターの代表として、エクステリア設計・施工など“綺麗で安全な庭”づくりに情熱を注ぐ。
人工芝の開発・販売・施工一筋36年の有限会社しばんちゅの若きエース。手をかけなくても庭を綺麗にキープする方法を提案することがやりがい。
ここではDIY敷いた人工芝にカビが生えてしまった場面を取り上げ、実際のユーザーの声も紹介します。

日陰の庭にも緑を、と思って人工芝を敷いたら、数ヶ月でカビが。見た目も悪く、DIYの限界を感じました。
コスト重視でDIYしたけど、数ヶ月で湿気とカビが発生。排水の重要さを思い知らされました。やはりプロの手が必要かも。

定年後の楽しみに庭をDIY。数ヶ月後、芝に黒カビが発生。水はけや通気性の重要さを実感しました。甘く見てました。
子どもと遊ぶために敷いた人工芝。最初は快適でしたが、雨のあと乾かず黒カビが…。DIYの排水対策は難しいです。
カビの発生原因の一つは風通しの悪さです。風通しが悪く、空気がこもることで地面が乾きにくくなってしまいます。それに伴い、湿気が十分に排出されずにカビの繁殖に適した環境に変化し、カビの発生を助長してしまうのです。
「日当たりが悪い」「風通しが悪い」環境は湿気がこもってしまうので、カビ対策を行いましょう。
水はけが悪いこともカビの発生原因になり得ます。雨水や湿気を外に逃がすことができず、人工芝の下に停滞するため、カビの繁殖に適した状態が保たれてしまいます。水がしみこみにくい粘土質な土や水を通さないコンクリートやアスファルト、レンガ敷きの上に直接設置した際は注意しましょう。
地面がでこぼこだと、雨水などによって水たまりができやすく、カビの繁殖を助長する環境が出来上がってしまいます。でこぼこな地面に人工芝を設置する際は、設置前に石や雑草を除去して丁寧な整地作りを行うことが重要です。
雨が降った際などに湿気確認をして、いち早くカビ対策を行いましょう。
まず、人工芝を敷設する前に水はけ確認と傾斜設計を行いましょう。設置箇所の水はけ確認の要素として、雨上がりに水たまりが半日以上残っていたり、降雨がなくても普段から地面が湿っていたりした場合は、水はけが悪いと判断できます。
水はけが悪ければ、傾斜設計で雨水が流れるように水勾配を形成しましょう。
雨が続いた日の後などは水が停滞してカビが繁殖してしまう可能性があります。カビの繁殖を防ぐために、晴れの日に人工芝を乾燥させるのが効果的です。 芝の上に置いている鉢植えなども一度全て移動させて、人工芝全体を乾燥させるようにしましょう。その際に人工芝の間に詰まっているごみや枯葉などもカビの原因になってしまうのでほうきやブロワーで取り除くことが大切です。
人工芝を敷設する際は水はけにも注意が必要です。カビの発生原因を防ぐために、水勾配を作ったり砂を入れたりして通気性の良い環境を整えることが大切になります。また、植栽計画にも注意しましょう。
例えば、庭木や花壇を人工芝で覆いすぎないようにしたり、水やりを想定した排水計画を立てたり、樹木の根の広がりを考慮した設置を心がけることで、互いに負の影響を与えない庭づくりができます。
人工芝にはさまざまな種類があり、中には防カビ・抗菌加工の付いた人工芝も販売されています。価格帯はやや高くなる可能性がありますが、防カビ・抗菌加工の付いた人工芝を設置すれば、菌を寄せ付けずにカビの発生リスクを抑えられます。
特に子供やペットがいる場合は衛生的で安心感があるため、選択肢の一つとして検討してみましょう。
風通しや水はけが悪い環境には、透水性が高い人工芝を選んでみるのがおすすめです。透水性が高い人工芝は裏地全体に小さな水抜き穴があります。水が表面にたまらず素早く下に抜ける構造になっているので、下に抜けた水が溜まらない下地作りを行っていればカビの発生を抑えることができます。
湿気もたまりにくくなるので人工芝の耐久性も上がり、長く使い続けることができます。
中性洗剤は、発生してあまり時間が経過していないカビに効果的です。布地に中性洗剤(食器用洗剤でも問題ありません)を浸して表面を拭き、十分に水を流したうえで完全に乾燥させましょう。天気の良い日に作業することで、水を流した後も風通しの良い状態でしっかり乾かすことができます。日光で乾かすことによって殺菌効果も期待できるでしょう。
中性洗剤でも落ちない頑固な黒カビが発生してしまった場合は、塩素系漂白剤を使用しましょう。その際、漂白剤は必ず希釈することが大切です。濃すぎると人工芝の劣化や色落ちの原因になってしまいます。
一部分の場合スポンジや布で塗り、広範囲の場合はスプレータイプで撒くと効果的です。塩素系漂白剤を使用するにあたり、必ず屋外で作業すること、ゴム手袋を着用、汚れてもいい服で作業するようにしてください。
白カビの除去や除菌をしたい場合は消毒用エタノールを使用しましょう。消毒用エタノールは。70%前後のスプレータイプが適しています。 カビが生えている箇所やカビ予防をしたい箇所に、芝の根元まで浸透させるイメージでまんべんなく吹きかけ、5〜10分ほど置いた後にブラシでこすります。水ですすぎ、風通しの良い環境で乾かしましょう。消毒用エタノールは扱いやすく、子供やペットがいる環境でも安心して使用することができます。
日当たりや水はけの悪い場所では人工芝にも苔が生えたり、付着した土ぼこりなどの有機物を温床にしてカビが発生したりします。
抗菌や防カビといった付加機能つきの人工芝もありますが、残念ながら抗菌とは大腸菌や黄色ブドウ球菌に対するもので、いわゆる黒カビは防げません。防カビ機能についても日頃のメンテナンスあってこそ、その効果を発揮します。
普段のお手入れとして、苔やカビの発生しやすそうな場所は熊手やデッキブラシ、固めのほうきなどで人工芝をブラッシングして空気を動かしてあげましょう。これによりある程度発生を抑制できます。また、光触媒などの塗布による発生抑止もあるので、現地の状況にあった対策をプロに相談してみましょう。
全国景観人工芝施工協会
中村 竜司さん

2005年から人工芝の開発・販売・施工を行い、施工件数は全国の加盟店で7,000件※を超える。
オリジナルの芝は材料から厳選し、またUV・防炎・遮熱・伸縮抑制・静電気抑制・抗菌・防臭・防カビ・静電気抑制などの機能も備え、家族が楽しく過ごせる庭づくりにこだわっています。